アウトリーチ（2012年生、母シルクアグライア）

アウトリーチ（2012年2月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「奉仕活動」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時11歳）と交配したシルクアグライアが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方11戦1勝。主な勝ち鞍は2016年の4歳C3。

経歴

デビュー前

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月9日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

9月7日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

11月2日、中7週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。17頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月29日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

3歳（2015年）

2月8日、中9週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

4月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

8月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに13kg減らして迎えた7戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスサドル特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

9月2日、中3週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた8戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のコスモス賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた11戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた12戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた13戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4歳（2016年）

1月8日、中2週で迎えた15戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るホーチャムを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月1日、中2週で迎えた16戦目は、4歳C3（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

3月22日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。