インペリアルクイン（1987年生、母ロングジヨオー）

インペリアルクイン（1987年5月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンシャインボーイ（当時13歳）と交配したロングジヨオーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）齊藤英牧場。戦績は、中央平地23戦1勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

古賀一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

12月3日、デビュー戦は根本康広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

3歳（1990年）

1月14日、中2週で迎えた3戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた4戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横田吉光騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

3月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた7戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

7月21日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るニホンピロキングを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

9月1日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

10月7日、中4週で迎えた13戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で玉ノ井健志騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4歳（1991年）

2月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた16戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

3月9日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3月17日、連闘で迎えた18戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5月4日、中6週で迎えた19戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝2000m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

5歳（1992年）

3月8日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。