ワンダーブラザウン（2010年生、母オオシマジョリー）

ワンダーブラザウン（2010年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋紋章、名誉（ポルトガル語）」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時18歳）と交配したオオシマジョリーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

2月23日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3月9日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4月27日、中6週で迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒミノオオタカを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

12月1日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4歳（2014年）

1月5日、中2週で迎えた8戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

4月12日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったスズカルパンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

5月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

9月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

10月12日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい10着に終わった。

5歳（2015年）

9月26日、約11か月半の休み明けで迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

6歳（2016年）

4月10日、約6か月の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下の花見山特別（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山和生騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（5戦1勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

7月3日、中7週で迎えた19戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1900m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

7歳（2017年）

2月12日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は横山和生騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた21戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、おかやまハレいろ旅杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上B1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた23戦目は、田村直也騎手を鞍上に迎えて、黄桜かっぱ特別（園田ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた24戦目は、プリンスメロン賞（園田ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村直也騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた25戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

12月26日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田村直也騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露し、3着を確保した。

8歳（2018年）

1月4日、連闘で迎えた27戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田村直也騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた29戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた30戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた33戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、NEXTスタージョッキーズカップ第（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

9月21日、約5か月の休み明けで迎えた34戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた37戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月22日、中1週で迎えた38戦目は、ザク笠松出陣記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったクイーンズポケットに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月13日、中2週で迎えた39戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた40戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマイウェイカイを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9歳（2019年）

1月23日、中2週で迎えた41戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた42戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（4戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を使えず3着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた43戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。