メイショウユリシス（2006年生、母ズリ）

メイショウユリシス（2006年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋オオルリアゲハの学名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時12歳）と交配したズリが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）太陽牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月15日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のセトウチダイヤをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

12月20日、中4週で迎えた2戦目は、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

3歳（2009年）

4月19日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、ケンブリッジエルに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

5月31日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（6戦1勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、スカイノダンに交わされて2馬身半差の2着となった。

10月25日、中8週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた9戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の相馬特別（福島ダート1150m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に敗れた。

4歳（2010年）

4月24日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

5月29日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

7月3日、中4週で迎えた12戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の豊中特別（阪神芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

8月14日、中5週で迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

10月30日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/重）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。