コウソクブラック（2019年生、母ウィストラム）

コウソクブラック（2019年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のキタサンブラック（当時7歳）と交配したウィストラムが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2022年の一般B2六。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、野﨑昭夫によって2,970万円で落札された。

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

1月16日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

5月15日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったダノンアーリーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月12日、中3週で迎えた3戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したハリウッドフェームにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月31日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

8月20日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

10月4日、中5週で迎えた6戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般B2六（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアルコローザを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月3日、中3週で迎えた7戦目は、フラストレートメモリアル（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヘネラリーフェに1馬身3/4の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2023年）

2月18日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

2022年8月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。