グリーンパキラ（2009年生、母アドマイヤヒラリー）

グリーンパキラ（2009年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「緑＋中南米原産の植物名」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時17歳）と交配したアドマイヤヒラリーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方9戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の一般C3二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、サトーによって3,465万円で落札された。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月9日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3歳（2012年）

6月30日、約12か月の休養明けで迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

9月15日、中7週で迎えた4戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったマグメルにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

4歳（2013年）

9月13日、約12か月の休養明けで迎えた5戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C2 C3（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月12日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、ハンデ戦の一般C3（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

12月25日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアーティクルリバーをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

5歳（2014年）

1月16日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で半澤慶実騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のベニノエクスプレスをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

2月21日、中4週で迎えた9戦目は、一般C3二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で半澤慶実騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るギルトブロンズを半馬身差し切って3勝目を手にした。

5月2日、中9週で迎えた10戦目は、山吹賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で半澤慶実騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったウエルカムパーティに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中3週で迎えた11戦目は、緑樹賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で半澤慶実騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で半澤慶実騎手（5戦3勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

6月20日、連闘で迎えた13戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

10月19日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた16戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。