メモリーアパティア（2004年生、母メモリーベリフア）

メモリーアパティア（2004年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋理性が自由に働く心境、幸福の状態」。毛色は栗毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時6歳）と交配したメモリーベリフアが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）成隆牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方27戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の3歳。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

11月12日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は426kg。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

3歳（2007年）

2月10日、中8週で迎えた3戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

3月29日、中6週で迎えた4戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、ミッキーコールにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、プリミティーヴに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月19日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦の名古屋3歳牝馬（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で横井将人騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケンザンに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月5日、中4週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横井将人騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイッコーミズキに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で横井将人騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で横井将人騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で横井将人騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で横井将人騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた13戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月3日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は横井将人騎手（9戦2勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（10戦2勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に終わった。

10月26日、中0週で迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（11戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、クリスタルシンガーに交わされて5馬身差の2着となった。

11月16日、中2週で迎えた17戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横井将人騎手（12戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた18戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横井将人騎手（13戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた19戦目は、清家義徳騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

12月26日、連闘で迎えた20戦目は、一般C17（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は横井将人騎手（14戦2勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2008年）

1月1日、連闘で迎えた21戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（15戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

2月18日、中6週で迎えた22戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（16戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた23戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横井将人騎手（17戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた24戦目は、一般C25（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横井将人騎手（18戦2勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた25戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で横井将人騎手（19戦2勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は清家義徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

5月20日、中5週で迎えた27戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は横井将人騎手（20戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の一般C20（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（21戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた29戦目は、一般C23（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（22戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた30戦目は、公春・幸恵結婚記念（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横井将人騎手（23戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。