アイノシリウス（2005年生、母キシュウミカン）

アイノシリウス（2005年2月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋おおいぬ座の一等星」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時10歳）と交配したキシュウミカンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方9戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の3歳。

経歴

デビュー前

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

11月17日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3歳（2008年）

4月26日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい17着に敗れた。

6月15日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

10月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた5戦目は、本多正賢騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンミケランを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月21日、中4週で迎えた6戦目は、一般C2七アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本多正賢騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2九アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で本多正賢騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月18日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C2十11（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したトオノボーイを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

4歳（2009年）

1月8日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた9戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

1月15日、連闘で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、中山道鴻巣宿賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2六アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったイングヴェイに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月12日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2-13 14 15（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったパラディフルールにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。