ダイワロージー（2010年生、母ダイワフェニックス）

ダイワロージー（2010年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋血色の良い、希望に満ちた」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時15歳）と交配したダイワフェニックスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は折手牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方13戦3勝。主な勝ち鞍は2014年のチャレンジシリーズ第36戦(C2 14)。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

11月17日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は426kg。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

12月23日、中4週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

3歳（2013年）

7月14日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

8月25日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた5戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

10月6日、連闘で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2-30（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

11月3日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上C2 35（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラエイブルに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月17日、中1週で迎えた9戦目は、トパーズカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 42（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

12月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2-40（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（6戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

12月31日、連闘で迎えた13戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ第33戦（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るハローブライアンをアタマ差だけ差し切って2勝目をつかんだ。

4歳（2014年）

1月13日、中1週で迎えた14戦目は、セレブレイトカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた15戦目は、チャレンジシリーズ第36戦（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩永千明騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミスティユーに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月2日、中4週で迎えた16戦目は、下村瑠衣騎手を鞍上に迎えて、なでしこチャレンジカップ第1戦（佐賀ダート1400m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は岩永千明騎手（3戦2勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。