トロピカルフラワー（1998年生、母クリスタルトロフィ）

トロピカルフラワー（1998年5月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時9歳）と交配したクリスタルトロフィが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地9戦1勝。主な勝ち鞍は2000年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

10月8日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のスガノグローリーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2001年）

1月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒竹賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

7月22日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた6戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

11月11日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

11月17日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。