メイショウカイオウ（2008年生、母ウイングドキャット）

メイショウカイオウ（2008年2月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋帆船・海王丸より」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時10歳）と交配したウイングドキャットが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

当歳のとき、高昭牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、松本好雄によって3,885万円で落札された。

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月28日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

12月26日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝2000m 雪/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

3歳（2011年）

1月23日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月5日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2012年）

3月27日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた7戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラディアナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月3日、中2週で迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラッキーエルプラドを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

7月15日、中9週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた10戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた11戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた13戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

5歳（2013年）

2月10日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

3月16日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。