ヤマニンブークリエ（2022年生、母ヤマニンプードレ）

ヤマニンブークリエ（2022年2月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+盾(仏)」。毛色は芦毛。種牡馬のキタサンブラック（当時10歳）と交配したヤマニンプードレが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は錦岡牧場。2025年のセントライト記念(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

10月20日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は518kg。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のパーティハーンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスの黄菊賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ミュージアムマイルに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月28日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

3歳（2025年）

3月1日、中8週で迎えた4戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカナルビーグルに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中4週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

6月21日、中7週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの町田特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のピックデムッシュに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったミュージアムマイルにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

10月26日、中5週で迎えた9戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。