トップペンダント（1993年生、母スプリーム）

トップペンダント（1993年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時14歳）と交配したスプリームが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）猪野毛牧場。戦績は、中央平地24戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年の鳥羽特別(900万下牝)。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

12月10日、デビュー戦は小島貞博騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

3歳（1996年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヒロジャスパーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

1月28日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

3月3日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地昇吾騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったカルティラに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月7日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菊地昇吾騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を披露したが、3着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菊地昇吾騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエーデルティアラに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月1日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の十和田湖特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月5日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下の八海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で菊地昇吾騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月20日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊地昇吾騎手（10戦1勝）。17頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず15着に敗れた。

11月24日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊地昇吾騎手（11戦1勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイエムクリエースに6馬身の差をつけて2勝目を手にした。

12月7日、中1週で迎えた17戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の鳥羽特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のシークロッカスを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

12月15日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定G2のサンケイスポーツ杯阪神牝馬特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は菊地昇吾騎手（12戦2勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

4歳（1997年）

5月31日、約5か月半の休養明けで迎えた19戦目は、牝馬限定戦のパールステークス（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（13戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（14戦2勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下のかもめ島特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地昇吾騎手（15戦2勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

11月8日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた23戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の鳥羽特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（16戦2勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、ショウナンマリーンに交わされて1馬身半差の2着となった。