ヒューマンライツ（2000年生、母ブイローマン）

ヒューマンライツ（2000年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「基本的人権」。毛色は栗毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時15歳）と交配したブイローマンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信岡牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着1回、地方2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

8月17日、デビュー戦は荻野要騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

9月1日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野要騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

3歳（2003年）

1月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

1月19日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた5戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

4月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は荻野要騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野要騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったテイエムブラウンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で荻野要騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で荻野要騎手（5戦0勝）。17頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のあやめ賞（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で荻野要騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったオグリスキーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月12日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で荻野要騎手（7戦0勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンエムウルフを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2004年）

2月19日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた12戦目は、大和川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で荻野要騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3月27日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で荻野要騎手（9戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で荻野要騎手（10戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサクラギャラクシーを半馬身振り切って勝利をモノにする

5月9日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で荻野要騎手（11戦2勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の有松特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で荻野要騎手（12戦2勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で荻野要騎手（13戦2勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

10月31日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート2400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルエンゲルを3/4馬身振り切って休養明けの一戦を制した。

11月20日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。