ジョアンシーピン（2010年生、母ニシノブレスレット）

ジョアンシーピン（2010年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「装飾品（中国語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時21歳）と交配したニシノブレスレットが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、中央障害2戦0勝、地方24戦0勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月1日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のツクバアラモードに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月6日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

3歳（2013年）

1月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月28日、中8週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（5戦1勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい14着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた8戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。5着を確保した。

8月24日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月1日、連闘で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

10月19日、中6週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた11戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の平ヶ岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

4歳（2014年）

5月3日、約6か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

8月2日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（7戦1勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月21日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。12着に終わった。

5歳（2015年）

2月28日、約5か月半の休み明けで迎えた15戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。14着に終わった。

4月12日、中5週で迎えた16戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月12日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた17戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、すいれん賞（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた18戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、神戸ビーフ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

6月10日、中1週で迎えた19戦目は、淡路島たまねぎ特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は宮下康一騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6月24日、中1週で迎えた20戦目は、はくちょう座特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた21戦目は、京都畜産特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下康一騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月29日、中2週で迎えた22戦目は、淡路島まつり特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下康一騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月12日、中1週で迎えた23戦目は、武徳杯（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下康一騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた24戦目は、たかさご万灯祭特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮下康一騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた25戦目は、大和肉鶏農協特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で宮下康一騎手（7戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月23日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮下康一騎手（8戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた27戦目は、豊岡市「城崎温泉」特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宮下康一騎手（9戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた28戦目は、DASHよかわ開設7周年記念特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で宮下康一騎手（10戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上B1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で宮下康一騎手（11戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったディアポジションに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月25日、中1週で迎えた30戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で宮下康一騎手（12戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた31戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったアポロパレスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月29日、中2週で迎えた32戦目は、城山特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6歳（2016年）

1月13日、中1週で迎えた33戦目は、アクアマリン特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は宮下康一騎手（13戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた34戦目は、大和川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（14戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた35戦目は、ラジオ関西特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた36戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、スカパー!地方競馬ナイン特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた37戦目は、アメトリン特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大柿一真騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

3月30日、中1週で迎えた38戦目は、しゅんらん賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったタントタントに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月12日、中1週で迎えた39戦目は、春風特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮下康一騎手（15戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

4月27日、中1週で迎えた40戦目は、J-PLACEよかわ開設3周年記念特別（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（16戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。