ミスエコパワー（2009年生、母マイノチカラ）

ミスエコパワー（2009年5月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「女性の敬称＋エコロジーの省略形＋力」。毛色は栃栗毛。種牡馬のタニノギムレット（当時10歳）と交配したマイノチカラが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方38戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上C2 12。

経歴

デビュー前

大和田成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

2月12日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月9日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

11月18日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のローレルゼストに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月16日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた7戦目は、ヤングジョッキーレース（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバトルヴンダーに9馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2013年）

1月19日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナンゴクトップガンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月11日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山下裕貴騎手（5戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山下裕貴騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバンマリーを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って4勝目を手に入れた。

3月24日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山下裕貴騎手（7戦4勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山下裕貴騎手（8戦4勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山下裕貴騎手（9戦4勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したトリックスターに半馬身届かず2着となった。

5月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山下裕貴騎手（10戦4勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴィグラスハンターを強烈な末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

5月31日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で山下裕貴騎手（11戦5勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で山下裕貴騎手（12戦5勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で山下裕貴騎手（13戦5勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で山下裕貴騎手（14戦5勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったアプローズレディーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

7月27日、中1週で迎えた19戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく3着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（15戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったエッチャンダイスキを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

9月1日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（16戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったポーラシークエンスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた22戦目は、小山紗知伽騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、オリオンザパワーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小山紗知伽騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

10月19日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小山紗知伽騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小山紗知伽騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で小山紗知伽騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で小山紗知伽騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5歳（2014年）

1月3日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で小山紗知伽騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

1月26日、中2週で迎えた29戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

2月2日、連闘で迎えた30戦目は、4歳以上C2-40（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（17戦5勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサマーレイラを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月11日、連闘で迎えた31戦目は、白嶺賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（18戦6勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた32戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、なでしこチャレンジカップ第1戦（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブリーズギフトを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて制した。

4月12日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったプリエールエスペレに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月3日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（19戦6勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

5月18日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（20戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（21戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月15日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、ネクストジェネレーションカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（22戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（23戦6勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた41戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。