ナツノキラリ（2006年生、母アンダーコハク）

ナツノキラリ（2006年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時14歳）と交配したアンダーコハクが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は曾我博。戦績は、地方11戦2勝2着1回。2009年のプリンセスカップ(牝地方重賞)で2着に入った他、2008年のヤングチャンピオン(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、曾我博から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

蝦名弘厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2008年）

8月10日、デビュー戦は端勝成騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は441kg。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のソルティーカフェに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（1戦1勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で端勝成騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず3着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で端勝成騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

12月14日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、2歳（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で端勝成騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく4着に終わった。

3歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた6戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のプリンセスカップ（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サンクスチケットに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月7日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は端勝成騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコアレスビーチに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月13日、中4週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた8戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

8月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。