スターセレッソ（1992年生、母ユニバーサルダイナ）

スターセレッソ（1992年5月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時12歳）と交配したユニバーサルダイナが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）笹地牧場。戦績は、中央平地25戦6勝2着3回、地方3戦0勝2着2回。1997年のエンプレス杯(G2)で2着に入った他、1997年のマリーンカップ(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田所秀雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

2月25日、デビュー戦は田所秀孝騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のオースミハリケーンを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3月19日、中2週で迎えた2戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったマルシゲギャロップにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

4月30日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

8月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保田英敬騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

9月17日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で久保田英敬騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4歳（1996年）

4月6日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた7戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で久保田英敬騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のハイトランプを半馬身振り切って久方ぶりの実戦を物にした。

4月20日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、5歳以上900万下の祇園特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で久保田英敬騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で久保田英敬騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったレゾンデートルに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

5月26日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で久保田英敬騎手（8戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイオラシオンを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

6月16日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、エルムステークス（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず3着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた12戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の日高特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイビートゥモローを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて優勝

9月15日、中5週で迎えた14戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の新涼特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のグランダームをクビ差振り切って勝利をモノにする

10月6日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の太秦ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の古都ステークス（京都芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（11戦3勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた17戦目は、花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（12戦3勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

12月22日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のサンタクロースハンデキャップ（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保田英敬騎手（13戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では豪脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のグリーンスワードに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5歳（1997年）

1月15日、中2週で迎えた19戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で久保田英敬騎手（14戦4勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

2月22日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で久保田英敬騎手（15戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3月5日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、ダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で久保田英敬騎手（16戦4勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた22戦目は、G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で久保田英敬騎手（17戦4勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったファッションショーから2馬身半差の2着となった。

5月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、ハンデG3のアンタレスステークス（京都ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で久保田英敬騎手（18戦4勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6月8日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンの東海ステークス（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で久保田英敬騎手（19戦4勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、5着に入り込んだ。

6月29日、中2週で迎えた25戦目は、灘ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエムアイブランに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中2週で迎えた26戦目は、G2のエンプレス杯（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルクフェニックスからクビ差の2着に甘んじた。

8月10日、中2週で迎えた27戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、関越ステークス（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた28戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。