コスモハープシール（2000年生、母カナディアンレディ）

コスモハープシール（2000年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋カナダの島に生息するタテゴトアザラシ」。毛色は鹿毛。種牡馬のペンタイア（当時8歳）と交配したカナディアンレディが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）コスモヴューファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方29戦3勝2着4回。2003年のル・プランタン賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

笹倉武久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

8月17日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた2戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

11月30日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイケイケに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3歳（2003年）

1月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安東章騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エンジェルウイングに交わされて1馬身半差の2着となった。

1月18日、中1週で迎えた8戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロイヤルザグレブに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のグリーンカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は安東章騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

2月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安東章騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホッカイカトリーヌに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月23日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安東章騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オペラキッスに交わされて6馬身差の2着となった。

4月13日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安東章騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

6月7日、中7週で迎えた14戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安東章騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で安東章騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で安東章騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

11月24日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた18戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月28日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安東章騎手（11戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、センドマイラヴに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2004年）

1月10日、中1週で迎えた20戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安東章騎手（12戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は権藤学騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

3月6日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で権藤学騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は安東章騎手（13戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サファリテイオーに半馬身交わされて2着となった。

4月25日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は権藤学騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5月8日、中1週で迎えた26戦目は、井上悦児騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた27戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた28戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月31日、約4か月半の休養明けで迎えた29戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月27日、中3週で迎えた30戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた31戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（2005年）

1月2日、連闘で馬体重を前走から13kg減らして迎えた32戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月15日、中5週で迎えた33戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。