タイセイファイター（2004年生、母バンディラス）

タイセイファイター（2004年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋戦士、闘士」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時6歳）と交配したバンディラスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は富田恭司。戦績は、中央平地27戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の千里山特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

4月1日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は518kg。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のディジュリドゥーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月15日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

10月20日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた4戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエムケイドリームに1馬身半の差をつけて優勝

12月8日、中3週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた6戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

4歳（2008年）

1月26日、中4週で迎えた7戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエーティーボスにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

3月1日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のホウショウループを半馬身振り切って3勝目をマークした。

4月5日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（2戦2勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

9月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月15日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウィルビーキングを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って4勝目をマークした。

5歳（2009年）

1月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

2月22日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

10月31日、約7か月半の休み明けで迎えた18戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の八坂ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の修学院ステークス（京都芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（6戦1勝）。17頭立ての6番人気で18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着に入った。

6歳（2010年）

1月10日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月7日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の八坂ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（8戦1勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

12月5日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（10戦1勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

7歳（2011年）

1月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小牧太騎手（11戦1勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

4月10日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。