ヒロシゲグローリー（2014年生、母サクラナスカ）

ヒロシゲグローリー（2014年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より＋栄光」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンアポロン（当時7歳）と交配したサクラナスカが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡スタット。主な勝ち鞍は2016年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、谷岡牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、西川茂樹によって1,782万円で落札された。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

10月22日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のショウナンサニーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月23日、中5週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り晴/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

3歳（2017年）

5月28日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の白藤賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

4歳（2018年）

5月6日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の三条特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高田城特別（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6月3日、中1週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて16着に敗れた。

12月8日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

5歳（2019年）

7月6日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から26kg絞って迎えた9戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで踏ん張ったが、マラードザレコードに交わされて2馬身差の2着となった。