サウザンサニー（2020年生、母メイハンコック）

サウザンサニー（2020年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「千倍の太陽」。毛色は鹿毛。種牡馬のTalismanic（当時7歳）と交配したメイハンコックが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は千明牧場。2023年のファルコンステークス(G3)で3着に入った他、2024年の函館スプリントステークス(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月5日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

2月25日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るストリートジャガーを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月18日、中2週で迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 曇/重）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

7月23日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したスムースベルベットに半馬身届かず2着に敗北した。

8月12日、中2週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、最後はマキアージュと並んで3着同着となった。

9月3日、中2週で迎えた7戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたトーセントラム決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったヴィントミューレにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

12月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダイシンヤマトをハナ差振り切って2勝目をつかんだ。

4歳（2024年）

3月9日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスムースベルベットをハナ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

4月6日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上3勝クラスの船橋ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のドグマに1馬身半の差をつけて制した。

6月9日、中8週で迎えた12戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入った。

9月8日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、G2のセントウルステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。