ヤマニンナックル（1988年生、母ヤマニントレイシー）

ヤマニンナックル（1988年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウインザーノット（当時8歳）と交配したヤマニントレイシーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方14戦2勝。主な勝ち鞍は1992年の一般C2。

経歴

デビュー前

浅見国一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

3月31日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

4月7日、連闘で迎えた2戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく11着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた6戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた11戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

4歳（1992年）

3月15日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、工藤勉騎手を鞍上に迎えて、一般C3（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のビバウユウフクに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月30日、中1週で迎えた13戦目は、栗林宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗林宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた15戦目は、井上尊紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2 C3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1 C2（高崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は工藤勉騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は井上尊紀騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のメヌマイチバンをクビ差制して優勝

7月12日、中3週で迎えた18戦目は、一般B3 C1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上尊紀騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3 C1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は栗林宏騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月16日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は井上尊紀騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月14日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、一般C1 C2（高崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上尊紀騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3 C1（高崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は栗林宏騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3 C1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗林宏騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1 C2（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗林宏騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1 C2（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は工藤勉騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。