メイショウゾウセン（2008年生、母メイショウデンコー）

メイショウゾウセン（2008年3月10日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋造船」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時8歳）と交配したメイショウデンコーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高柳隆男。戦績は、中央平地25戦4勝2着1回、中央障害7戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2012年のHTB杯(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高柳隆男から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、松本好雄によって1,648.5万円で落札された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月23日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

3月5日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

6月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったエーシンギガウインに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のラルゴを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた8戦目は、芦屋川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマルターズカイトに3馬身半の差をつけて制した。

11月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた11戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北國新聞杯（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

4歳（2012年）

3月3日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吹田特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1600m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のタガノザイオンに1馬身1/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

4月1日、中1週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下のオーストラリアトロフィー（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。17頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のマッキーバッハをクビ差振り切って4勝目を手に入れた。

7月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、巴賞（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（3戦3勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の五稜郭ステークス（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（4戦3勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

12月16日、約5か月半の休み明けで迎えた20戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

5歳（2013年）

1月6日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（5戦3勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた22戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた23戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

2月10日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（6戦3勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

8月31日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って17着に終わった。

10月5日、中4週で迎えた27戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

10月20日、中1週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた29戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のジョーマダガスカルに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

12月15日、中3週で迎えた30戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（2014年）

1月18日、中4週で迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月28日、約5か月半の休み明けで迎えた32戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。13着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた33戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。