アンティックドール（2006年生、母Antique Auction）

アンティックドール（2006年5月10日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋人形」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のFusaichi Pegasus（当時9歳）と交配したAntique Auctionが17歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

4歳のとき、社台ファームから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、前川正美によって286.65万円で落札された。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

4月26日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は406kg。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

6月14日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。17頭立ての5番人気で18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るチャームアンサーを上がり4位タイの末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

8月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

12月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

4歳（2010年）

1月10日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。