グリーンランボー（1984年生、母フジノフラワー）

グリーンランボー（1984年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のネヴアーダンス（当時12歳）と交配したフジノフラワーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地10戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の三条特別(400万下)。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

2月8日、デビュー戦は吉沢宗一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は506kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスターキャッチャーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月1日、中2週で迎えた2戦目は、4歳400万下（中山ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、プルタルコスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、4歳400万下のあやめ賞（福島芝1000m 小雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉沢宗一騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

7月18日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、4歳以上400万下のおけさ特別（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で吉沢宗一騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したキリショウリにアタマ差届かず2着に惜敗した。

8月15日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下の万代特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉沢宗一騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず3着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下の越後特別（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉沢宗一騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

4歳（1988年）

4月17日、約7か月半の休養明けで迎えた7戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

5月7日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上400万下の三条特別（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉沢宗一騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクロティーラに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

6月26日、中6週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下のふみづき特別（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉沢宗一騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。