グランパルファン（2013年生、母ボストンタイム）

グランパルファン（2013年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「偉大な、最上級の香水（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時14歳）と交配したボストンタイムが19歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。主な勝ち鞍は2016年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額1,400万円（7万×200口）で一口馬主が募集された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

10月18日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、シンゼンスタチューにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3歳（2016年）

3月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月24日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

7月2日、中9週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシルバーメールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月30日、中3週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

12月3日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き15着に敗れた。

4歳（2017年）

2月11日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

3月11日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず最後はチュウワメジャーと並んで11着同着となった。

5月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

7月15日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

11月11日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で水口優也騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

5歳（2018年）

1月13日、中8週で迎えた14戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、蛇の目神事特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた16戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、とも旗祭り特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、タカラブネクイーンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中4週で迎えた17戦目は、スーパースプリント賞（金沢ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターカプリーヌに7馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月1日、中3週で迎えた18戦目は、地方重賞の日本海スプリント（金沢ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

7月29日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、名舟大祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた20戦目は、地蔵祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた21戦目は、楽天競馬でポイント貯まる!特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で中島龍也騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた22戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で中島龍也騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた23戦目は、やましろ湯の曲輪浪漫特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で中島龍也騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた24戦目は、カニ汁大鍋の振る舞い特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で中島龍也騎手（8戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた25戦目は、きらめきクリスマス特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で中島龍也騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた26戦目は、楽天競馬でクリスマスイヴ特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で中島龍也騎手（10戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

6歳（2019年）

3月5日、中9週で迎えた27戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1230m 晴/重）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4月3日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた28戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。競走中止となった。