アンジュ（1999年生、母トモエマーガレット）

アンジュ（1999年3月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコタシャーン（当時11歳）と交配したトモエマーガレットが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松田富士夫。戦績は、中央平地3戦0勝、地方11戦4勝。2001年のアドマイヤベガ特別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木英二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2001年）

7月18日、デビュー戦は川島洋人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月5日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月23日、中6週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のコギャルヒメに半馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月8日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のマイティミラーに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月13日、連闘で迎えた5戦目は、2歳戦のファイナルアタック（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川島洋人騎手（4戦2勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のスネークブルーに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月29日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのアドマイヤベガ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島洋人騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月28日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るワイエスアクションを豪脚でクビ差だけ差し切って4勝目を奪取した。

3歳（2002年）

1月14日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳500万下の呉竹賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

2月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳500万下のうぐいす賞（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月10日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

5月1日、中6週で迎えた12戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデ地方重賞のクラウンカップ（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。