コパノヴィンセント（2022年生、母ヴェアリアスローズ）

コパノヴィンセント（2022年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のコパノリッキー（当時12歳）と交配したヴェアリアスローズが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上牧場。2024年の兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

9月7日、デビュー戦は佐々木大輔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るスマートブルを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月14日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのプラタナス賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったメルキオルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月21日、中4週で迎えた3戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ハッピーマンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月11日、中2週で迎えた4戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

3歳（2025年）

3月16日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

7月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのさくらんぼ特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に敗れた。

11月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた7戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。