コウエイピース（2010年生、母ダンツビューティ）

コウエイピース（2010年2月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋平和」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時12歳）と交配したダンツビューティが24歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は伊東政清。戦績は、中央平地5戦2勝2着1回。2012年のひまわり賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月14日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたサウンドリアーナ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

8月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月11日、連闘で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカシノサトラップに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月25日、中1週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカシノランナウェイを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて優勝

12月9日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい18着に終わった。