シーグラス（2019年生、母マイネプレセア）

シーグラス（2019年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「海の宝石と呼ばれる海岸で見つかるガラス片。母名から連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドシップ（当時10歳）と交配したマイネプレセアが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,300万円（13万×100口）で一口馬主が募集された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月9日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

3歳（2022年）

1月15日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったインザオベーションに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

1月29日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のチョッピーをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

2月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラスのあすなろ賞（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシホノスペランツァを半馬身振り切って2勝目をマークした。

4月10日、中7週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

5月22日、中5週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。17頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

9月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦2勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた10戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのtvk賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの本栖湖特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月20日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの南武特別（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2023年）

1月22日、中8週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの海の中道特別（小倉芝2600m 小雨/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦2勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

2月18日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの皿倉山特別（小倉芝2600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月16日、中7週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの奥の細道特別（福島芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（6戦2勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月28日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（7戦2勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの町田特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（8戦2勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

11月18日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

5歳（2024年）

1月21日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの海の中道特別（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラスの皿倉山特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（10戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラスの館山特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（11戦2勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

10月27日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスの本栖湖特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（7戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。