トライマイクイン（2004年生、母ダイワスティール）

トライマイクイン（2004年5月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「父父名の一部＋女王」。毛色は鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時21歳）と交配したダイワスティールが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は福島県、生産者は（有）篠木牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方16戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の一般C1五。

経歴

デビュー前

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

11月18日、デビュー戦は高山太郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず18着に終わった。

3歳（2007年）

7月22日、約8か月の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

9月1日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

10月6日、中4週で迎えた4戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C3十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月13日、連闘で迎えた5戦目は、一般C3十（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマツノミドリに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月22日、連闘で迎えた6戦目は、一般C3七（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシルクグラディウスを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

10月29日、連闘で迎えた7戦目は、一般C3三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、最後はセルフポートレイトと並んで3着同着となった。

11月23日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、一般C3七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村松学騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モエレホマレにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月9日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3六（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村松学騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

12月29日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3五（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村松学騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハマノオウジに1馬身1/4の差をつけて制した。

4歳（2008年）

1月5日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で村松学騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモアルフォンソに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月14日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で村松学騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のローザヴィーに2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

3月22日、中9週で迎えた13戦目は、（社）福島県畜産振興協会会長杯（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で村松学騎手（9戦4勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で村松学騎手（10戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシネホウジュに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月6日、中2週で迎えた15戦目は、一般B2八 C1一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で村松学騎手（11戦5勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で村松学騎手（12戦5勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

9月29日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、皆川麻由美騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた18戦目は、メイセイオペラメモリアル（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（13戦5勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1二（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は皆川麻由美騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。