コバノマニッシュ（1988年生、母オンワードシギ）

コバノマニッシュ（1988年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンシャインボーイ（当時14歳）と交配したオンワードシギが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）三澤牧場。戦績は、中央平地30戦3勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

8月5日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

8月11日、連闘で迎えた2戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（函館芝1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

9月15日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1000m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。5頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のパイナップルスターをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

11月25日、中9週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた6戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3歳（1991年）

1月13日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定4歳500万下の呉竹賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

7月14日、約6か月の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

8月18日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館芝1000m 曇/不良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は田面木博公騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

10月27日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた15戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

4歳（1992年）

5月16日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

5月30日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に終わった。

6月20日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

6月28日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉永護騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で吉永護騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた24戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサンエイカオリに2馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

10月10日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（8戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のビークエストを3/4馬身振り切って制した。

11月22日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は徳吉孝士騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

5歳（1993年）

6月12日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた28戦目は、4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6月20日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上900万下の大倉山特別（札幌芝1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

7月4日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（7戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。