セントメモリーズ（2021年生、母ネオフレグランス）

セントメモリーズ（2021年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「香り立つ思い出。本馬の誕生花『忘れな草』の花言葉と母名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時11歳）と交配したネオフレグランスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。2023年のファンタジーステークス(牝G3)で4着に入った他、2023年のききょうステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月22日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のモンレーヴに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月16日、中7週で迎えた2戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したクイックバイオに半馬身届かず2着となった。

11月4日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（2024年）

6月16日、約7か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエフォートレスを半馬身振り切って休み明け初戦をモノにした。

9月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川裕紀人騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサトミノキラリに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月9日、中9週で迎えた6戦目は、3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川裕紀人騎手（5戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のオメガウインクをハナ差振り切って4勝目をマークした。