ラインウイナー（1995年生、母フミノスキー）

ラインウイナー（1995年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時15歳）と交配したフミノスキーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、中央平地13戦2勝、中央障害1戦0勝、地方1戦0勝。1997年の全日本3歳優駿(G2)で3着に入った他、1998年のヒヤシンスステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

10月4日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 小雨/良）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のエイシンジョーンズに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月23日、中4週で迎えた3戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のつわぶき賞（中京芝1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた4戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の樅の木賞（中京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメガラを異次元の末脚でクビ差だけ差し切って制した。

12月29日、中2週で迎えた5戦目は、2歳G2の全日本3歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（1998年）

1月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月22日、中5週で迎えた8戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

10月4日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた11戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

12月20日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びを欠き15着に敗れた。

4歳（1999年）

1月31日、中5週で迎えた13戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7月17日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 雨/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。