シルクエディフィス（2001年生、母スピーディシルク）

シルクエディフィス（2001年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋建築物」。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時12歳）と交配したスピーディシルクが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は石郷岡雅樹。戦績は、中央平地20戦1勝2着3回、地方4戦4勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。

浜田光正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

9月7日、デビュー戦は石山繁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

10月11日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石山繁騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石山繁騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石山繁騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったマルカキセキにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

12月21日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石山繁騎手（5戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

3歳（2004年）

1月17日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石山繁騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

2月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石山繁騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

4月4日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で石山繁騎手（8戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で石山繁騎手（9戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

7月31日、中4週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で石山繁騎手（10戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月4日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で石山繁騎手（11戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

9月25日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で石山繁騎手（12戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ゴールデンボールに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

10月2日、連闘で迎えた14戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は14戦連続で石山繁騎手（13戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

4歳（2005年）

4月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、宮西晃宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンワードブラビに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月10日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上B3-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮西晃宏騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチョウストロングに3馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

5月25日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上B2-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮西晃宏騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロングベネフィットに5馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

6月14日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上A3-2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮西晃宏騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフジアジュディに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は石山繁騎手（14戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、メイショウホウオウに交わされて4馬身差の2着となった。

10月1日、中2週で迎えた20戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホーマンブラヴォーを猛烈な末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

10月16日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

5歳（2006年）

5月7日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は石山繁騎手（15戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（16戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

6月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で石山繁騎手（17戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。