ウインタブレット（1997年生、母テンザンハゴロモ）

ウインタブレット（1997年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時7歳）と交配したテンザンハゴロモが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地25戦3勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額2,100万円（21万×100口）で一口馬主が募集された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

8月20日、デビュー戦は金子光希騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中山ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は448kg。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた2戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月16日、中1週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のトゥリオンフを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

4歳（2001年）

2月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマチカネタローを半馬身振り切って順当に勝利した。

6月16日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

7月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月4日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた10戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、白百合賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の湯之谷特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月14日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘魂でしぶとく粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のヒシフェアーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

5歳（2002年）

1月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

1月19日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の初春賞（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた15戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田嶋翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた17戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御宿特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

5月25日、中9週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた19戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月30日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

8月24日、中7週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた23戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の真間川特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の南総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた25戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入った。

6歳（2003年）

8月30日、約8か月半の休養明けで迎えた26戦目は、3歳以上1000万下のTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

9月7日、連闘で迎えた27戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって13着に終わった。