アトム（2001年生、母ムゲン）

アトム（2001年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「原子、マンガの主人公」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時9歳）と交配したムゲンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上D3一。

経歴

デビュー前

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

4月10日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた2戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で南井大志騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で南井大志騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた5戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

5歳（2006年）

6月22日、約24か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた6戦目は、武藤隆一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D3四（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた7戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D3四（園田ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上D4一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上D1三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヘイセイフェイムを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

8月14日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上D3一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコメットボーイに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上D2一（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

10月25日、中7週で迎えた12戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D1三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月21日、中3週で迎えた13戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D3三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。