ノアフリップ（1999年生、母ノアレディ）

ノアフリップ（1999年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋弾く・弾き飛ばす」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキブリザード（当時8歳）と交配したノアレディが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者はエスティウィンファーム。戦績は、中央平地12戦0勝、地方5戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の一般C4-20。

経歴

デビュー前

1歳のとき、第一ノアファームから「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

8月24日、デビュー戦は小林久晃騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた2戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

9月29日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

10月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

4歳（2003年）

2月2日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、一般C5（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったティルティルから2馬身半差の2着に敗北した。

2月14日、中1週で迎えた6戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C4 C5（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったステップステップから2馬身差の2着に敗北した。

3月10日、中2週で迎えた7戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったミホオーラから6馬身差の2着に敗北した。

3月22日、中1週で迎えた8戦目は、福元弘二騎手を鞍上に迎えて、一般C4（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、一般C4-20（高崎ダート1330m 晴/不良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のワカクサダンサーをアタマ差制して待望の初白星を挙げた。

11月16日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

5歳（2004年）

2月1日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林久晃騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

4月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林久晃騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

7月31日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

8月22日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

9月25日、中4週で迎えた16戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた17戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に敗れた。