マルエーパーシア（1987年生、母イワイブネ）

マルエーパーシア（1987年5月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のダイリキホマレ（当時13歳）と交配したイワイブネが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は斉藤恒雄。戦績は、中央平地17戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年のアラ系4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

12月9日、デビュー戦は安田隆行騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

3歳（1990年）

1月6日、中3週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた3戦目は、アラ系4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた4戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、逃げるミナミノイッピを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

2月3日、連闘で迎えた5戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

2月11日、連闘で迎えた6戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るチュベローズを強烈な末脚でハナ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

3月3日、中2週で迎えた7戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1000m 小雨/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は安田隆行騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったホマレタカイジョーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

3月31日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上400万下（阪神ダート1200m 小雨/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた10戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（福島ダート1700m 小雨/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく3着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた11戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタヤストゥエンティを交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月25日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1000m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

4歳（1991年）

1月15日、中6週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のキョウエイライトに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

3月9日、連闘で迎えた17戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（小倉芝1200m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。