エメラルドウインド（2008年生、母ブルーペール）

エメラルドウインド（2008年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「宝石名＋風」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時18歳）と交配したブルーペールが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）河原育成牧場。戦績は、中央平地5戦1勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、湯浅一夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

2月12日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雪/稍重）に出走。馬体重は498kg。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり18着に終わった。

4月2日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月24日、中2週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/不良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

5月28日、中1週で迎えた5戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るボールドグランをアタマ差だけ差し切って未勝利戦を制した。