ナカトップノーザン（1988年生、母ハーバーブエンチア）

ナカトップノーザン（1988年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時14歳）と交配したハーバーブエンチアが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田扶美子。戦績は、中央平地8戦2勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の清洲特別(500万下)。

経歴

デビュー前

上田三千夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

4月7日、デビュー戦は宮徹騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は540kg。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

8月3日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宮徹騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮徹騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた4戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のグランドモガミに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月15日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の多治見特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦1勝）。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

10月6日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で加用正騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で加用正騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のマチエールに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（1993年）

8月3日、約20か月半の休み明けで馬体重を前走から58kg増やして迎えた9戦目は、安田歩騎手を鞍上に迎えて、天人峡特別（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。