ネクサス（2002年生、母アイシスシェリー）

ネクサス（2002年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「連鎖（次のエースを目指して）」。毛色は芦毛。種牡馬のグラスワンダー（当時7歳）と交配したアイシスシェリーが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大栄牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方34戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の一般C29。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大栄牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって525万円で落札された。

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

7月31日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

10月9日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は一杯になって11着に終わった。

11月21日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

12月26日、中4週で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

3歳（2005年）

1月5日、中0週で迎えた5戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

3月16日、中9週で馬体重を前走から38kg増やして迎えた6戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアサヒガイアに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月12日、中3週で迎えた7戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったリスポンスフウジンからクビ差の2着に甘んじた。

5月25日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、一般C15（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクリコクイーンを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中2週で迎えた9戦目は、一般C16（名古屋ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

7月6日、中2週で迎えた10戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般C14（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシーズハイエストを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月11日、中2週で迎えた12戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月24日、中1週で迎えた13戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

9月28日、中4週で迎えた14戦目は、吉本騎手結婚おめでとう（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメモリーセラックに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

12月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から27kg減らして迎えた15戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

4歳（2006年）

1月24日、中3週で迎えた16戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で松浦聡志騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた20戦目は、鋤田誠二騎手を鞍上に迎えて、3・4歳（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた21戦目は、沈丁花特別（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鋤田誠二騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた22戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、つつじ特別（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた23戦目は、藤特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は鋤田誠二騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦聡志騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

7月27日、中0週で迎えた28戦目は、ブライダルシティ高砂特別（園田ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で松浦聡志騎手（8戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた29戦目は、菅原幸弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

8月26日、連闘で迎えた30戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原幸弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた31戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原幸弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

9月10日、連闘で迎えた32戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原幸弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月17日、連闘で迎えた33戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原幸弘騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

9月23日、連闘で迎えた34戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた35戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は菅原幸弘騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

10月9日、連闘で迎えた36戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原幸弘騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた37戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原幸弘騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

11月4日、連闘で迎えた38戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原幸弘騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた39戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原幸弘騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

11月20日、連闘で迎えた40戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原幸弘騎手（10戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。