ハナズインパルス（2010年生、母トラストトゲピー）

ハナズインパルス（2010年2月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋衝動」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したトラストトゲピーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。戦績は、中央平地26戦3勝、地方16戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松浦牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、TABARTMICHAELDAVIDによって315万円で落札された。

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

9月8日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3歳（2013年）

2月16日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

3月2日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた5戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

3月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上はC.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月5日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のサマニトップレディに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月25日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入った。

7月13日、中6週で迎えた9戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

9月14日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のアルボナンザに4馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

10月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（4戦2勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

12月21日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず13着に敗れた。

4歳（2014年）

1月19日、中3週で迎えた14戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

3月30日、中9週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上はA.シュタルケ騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5月10日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（6戦2勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月22日、中5週で迎えた17戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月28日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（7戦2勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

10月26日、連闘で迎えた21戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のオリアーナに1馬身1/4の差をつけて3勝目を獲得した。

12月14日、中6週で迎えた22戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5歳（2015年）

11月7日、約11か月の休み明けで迎えた23戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた24戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

6歳（2016年）

3月20日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（8戦2勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（9戦2勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では全く伸びず16着に終わった。

5月31日、中4週で迎えた27戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の雁坂特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

6月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、高麗山特別（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月27日、中0週で迎えた29戦目は、サンケイスポーツ賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

7月4日、連闘で迎えた30戦目は、湘南ひらつかミルキーウェイレース記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったキタサンダイチに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月25日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、たかさご万灯祭特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた32戦目は、吉川温泉よかたん特別（園田ダート1230m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた33戦目は、兵庫オーナーズカップ（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた34戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、港区政70周年記念特別（大井ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた35戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、ノベンバー賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた36戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、「ウマイルスクエア」オープン記念（大井ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた37戦目は、湯河原梅林「梅の宴」特別2016（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた38戦目は、牝馬限定戦のウインターテール賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

7歳（2017年）

1月10日、中1週で迎えた39戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、七草特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた40戦目は、一般B3五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた41戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、アメジスト賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

2月28日、中2週で迎えた42戦目は、春告草特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。