テクモスキャップ（1989年生、母ハクバピツト）

テクモスキャップ（1989年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のエビタカラ（当時13歳）と交配したハクバピツトが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は内山一雄。戦績は、中央平地7戦2勝。主な勝ち鞍は1992年のアラ系4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

諏訪富三厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

1月19日、デビュー戦は篠原茂騎手を鞍上に据えて、アラ系4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

1月26日、連闘で迎えた2戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1200m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3月14日、中6週で迎えた3戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシマノカレーシュを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月11日、中3週で迎えた4戦目は、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1800m 曇/不良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた5戦目は、アラ系4歳以上400万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小迫次男騎手（2戦1勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタカラアタックをクビ差振り切って制した。

5月17日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系4歳以上オープン（新潟ダート1700m 晴/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で小迫次男騎手（3戦2勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた7戦目は、アラ系4歳以上800万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小迫次男騎手（4戦2勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。