ユーワライジンオー（2002年生、母Texas Robbery）

ユーワライジンオー（2002年3月7日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「冠名＋雷神王」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のOld Trieste（当時7歳）と交配したTexas Robberyが14歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地4戦0勝、地方13戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年のスピカ特別(一般C4-1)。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額4,200万円（21万×200口）で一口馬主が募集された。

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

3月6日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。

6月4日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

7月24日、中6週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。16着に終わった。

9月4日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

11月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、3歳B10（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4-6（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4歳（2006年）

1月3日、中3週で迎えた7戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg減らして迎えた8戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

4月18日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた9戦目は、一般C4-6（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた10戦目は、一般C5-5（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部竜司騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4-5（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部竜司騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシンデレラシューズをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4-3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で安部竜司騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で安部竜司騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマジックワルツを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を奪取した。

6月27日、中1週で迎えた14戦目は、スピカ特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で安部竜司騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた15戦目は、スピカ特別（金沢ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で安部竜司騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナンヨージルバにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月25日、中1週で迎えた16戦目は、スピカ特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で安部竜司騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のリワードプランタンを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

8月6日、中1週で迎えた17戦目は、リゲル特別（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で安部竜司騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。