ビーナスウィスパー（2004年生、母ミルズウィスパー）

ビーナスウィスパー（2004年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「女神のささやき」。毛色は青鹿毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時8歳）と交配したミルズウィスパーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方24戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,000万円（25万×40口）で一口馬主が募集された。

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

6月2日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた2戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

8月5日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

10月5日、中8週で迎えた4戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の和音 &巧メモリアル（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本茜騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のブルースターボウに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月30日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本茜騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルモントハニーに5馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

11月15日、中1週で迎えた7戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本茜騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた8戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた9戦目は、一般C22（名古屋ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月31日、連闘で迎えた10戦目は、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したパッパターチにアタマ差届かず2着となった。

4歳（2008年）

1月13日、中1週で迎えた11戦目は、大将生誕&嫁取り記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本茜騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヤマノナナザクラに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月28日、中1週で迎えた12戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本茜騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた13戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般C27（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は山本茜騎手（6戦3勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

2月26日、連闘で迎えた15戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C26（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた16戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、MBSラジオ1179賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

3月21日、連闘で迎えた17戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2一（園田ダート1700m 晴/重）に出走。7頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月3日、中1週で迎えた18戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた19戦目は、上村勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（園田ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた20戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、黄桜かっぱ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた21戦目は、兵庫の特産品特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた22戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた23戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7月6日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

7月21日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた25戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。