ヒシカムイ（2018年生、母サンキュースマイル）

Hishi Kamui

2018.04.15

ヒシカムイ（2018年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+神威岳(日高山脈)より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキズナ（当時8歳）と交配したサンキュースマイルが10歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

2月28日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5月9日、中7週で迎えた3戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

7月4日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

7月24日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のラリックを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田大和騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

10月10日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で角田大和騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のナムラスワガーを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

10月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で角田大和騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

2021年11月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

10月11日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、レコードな町新冠特別（門別ダート2000m 晴/不良）に出走。8頭立ての大外8番ゲートからスタート。出走取消となった。