エアパルクール（2019年生、母クイックリトルミス）

Air Parkour

2019.02.27

エアパルクール（2019年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+身体能力だけで動く移動所作」。毛色は鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時8歳）と交配したクイックリトルミスが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年の一般C3三四。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ラッキーフィールドによって3,024万円で落札された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

6月12日、デビュー戦は佐々木大輔騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

9月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

9月18日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

2022年9月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2023年）

1月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、福禄寿賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったスノートレインに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中7週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた5戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

5月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビービーバンチョウに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。