クリスタルフラワー（1986年生、母イスズテューダー）

クリスタルフラワー（1986年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトレボロ（当時7歳）と交配したイスズテューダーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地23戦2勝、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

11月5日、デビュー戦は安田隆行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

3歳（1989年）

1月16日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で猿橋重利騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で猿橋重利騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた6戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は猿橋重利騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

6月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

6月18日、連闘で迎えた9戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で猿橋重利騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月1日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で猿橋重利騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で猿橋重利騎手（8戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のナイスイーグルに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月13日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の陸奥湾特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で猿橋重利騎手（9戦1勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で猿橋重利騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

9月3日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で猿橋重利騎手（11戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で猿橋重利騎手（12戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキョウエイニゾンに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月23日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上900万下のSTV杯（函館芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で猿橋重利騎手（13戦2勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

4歳（1990年）

6月24日、約9か月の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で猿橋重利騎手（14戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で猿橋重利騎手（15戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で猿橋重利騎手（16戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

11月3日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた21戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に敗れた。

5歳（1991年）

1月19日、中5週で迎えた23戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は猿橋重利騎手（17戦2勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた25戦目は、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は古小路重男騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた26戦目は、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古小路重男騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。